1月3日(金) 伊予灘のメバル・タチウオ釣り

2014年 初釣り一発目は伊予灘のメバル?

今年もお世話になります「まこと遊漁」



この冬はメバル出船の予定が何度かあったようだが

すべて荒天のため 出船中止になったそうな。

…ということで この冬 最初のメバル狙い出船。


状況は?当然データーも一切無しなので

すべては手探り状態。

良型混じりで20〜30匹でも釣れて欲しいのだが さて どうなることか。


あてにならないメバルの保険として

クリスマス頃から好調なタチウオも視野にいれようかと。

メバルがダメなら ジギングでタチウオでも狙おうかとジグの用意もしていたが

前日某氏がジギングの方々を尻目にテンヤで大型爆釣したという

ホットな情報をゲットしたのでテンヤ釣りセットもバッグに忍ばせることに。


使わないかもしれないけれど 釣具屋を回ってエサの冷凍ウルメイワシを確保。



7時 出船。


まずはメバルから。

7時半 釣り開始。



潮が速すぎるようで 反応なし。

中潮初日とはいえ 干満の潮位差が350cm以上あるので

潮はぶっ飛び 激流。

ジギングするような潮だ。

メバルは底に張り付いて 食い気もないみたい。


この状態では 島影か わい潮のようなところくらいしか できそうにない。


何ヶ所目のポイントで ブルッと今年初のメバルのアタリ。



ビミョ〜なサイズ 中型22〜23cmのダブル。



メバル凪なのだが アタリは遠い。


続いて いい引きをみせたのは



27cmの良型

さぁ これから?


しかしその後は小メバル多数。


追い食いを待っても



揚がってくるのは南蛮漬けサイズ。

そんな中に ポツンと中型が混じる程度。



3時間ほどメバルをやってみたが

潮が速すぎるせいか いい反応もないので

食いの悪いメバルを見切って

朝から好調に釣れているという

タチウオ祭り会場へ。


狙いは当然ドラゴンサイズ。

  長さにして120cm以上

  重さにして1.5kg以上

  幅にして(身の部分)指5本以上

そんなサイズが釣れるといいんだけど…



近づくにつれて見えてきた大船団。

200〜300隻ほどはいただろうか。



昨日は時化ていて 船が少なかったようだが

今日はベタ凪。


穏やかな日和の休日は…大船団


前日爆釣した某氏のお勧めで買ったウルメイワシ。

特に高知産の方はイワシフライにして人間が食べたら美味しそう。



これが とってもいい仕事してくれた。


タチウオテンヤといえば 随分前に鳴門の深場でやったきり。

  そのころはワイヤーリーダーつけて

  ケミホタルつけて

  底からゆっくり巻き上げて と船頭さんに言われたが

現在のタチウオテンヤ釣りの主流は

  ワイヤーではなく リーダーはフロロカーボン

  ケミホタルはつけずに

  ゆっくり巻き上げて誘うのではなくタナを2〜3mごとに刻みながら

  テンヤをあまり動かさず じっと待って食わすというもの。


最初の流しで いきなりヒット。

底から5m刻みで2セット目(底から10m)で当たってきた。



まずは指4本サイズ。

本日の裏本命が1本釣れたら随分楽になる。



それにしても凄い数の船。


200隻の船が5本ずつ仕掛けやジグをいれたとしたら

常に1000本の仕掛けが上下している勘定になる。

タチウオからすれば まさに絨毯爆撃。


これだけ船が多いとタチウオにかかるプレッシャーも相当だろうし

いくらたくさんいたとしても すぐにスレて食わなくなるやろうな…



タチウオの鋭い歯でテンヤのイワシがグチャグチャに。


コツンという前アタリで合わせてもまず掛からない。


コツンのあとのジワッと竿先を押さえ込むか

または竿先がフワッと軽くなる食い上げアタリを見極めて

しっかりと合わせを入れないと うまくフッキングしない。

特に竿先のテンションが抜ける食い上げアタリが多く

合わせのタイミングがつかみにくい。



合わせを入れた瞬間 ガツッと肩の位置でロッドが止まり

根掛かりのような手応え リールが巻けない!

これはでかい ドラゴン間違いなし

と思って巻いているとフックアウト。

こんなことが続き

大物をバラシまくって凹んでいたが



ついに登場。



身だけで指5本強 ヒレまでいれたら指7本のドラゴンサイズ。

タチウオってこんなに引く?と思えるほどてごたえ十分。




その後もスカ流れなしで 流すたびに当たってくる。


まぁ下手くそなのでキャッチ率は3割程度。

コン コン という前アタリが続き 合わせのタイミングがつかめないまま

イワシをガジガジにされてしまうこともしばしば。


いい感じで当たってくるので ラーメン食べてる暇がない。



ジギング船はどれも満員御礼のようだが

たま〜に 誰かがポツリと揚げる程度 それも細い!


数・型ともにテンヤの独壇場?


これはどこかメバル釣りに通ずるものがあるように思える。

鳴門でメバルを釣っている船にサビキ釣りの人とシラサのエサ釣りの人が乗っていたとすると

最終的に30匹ずつ同数釣ったとしても

サビキで釣れたメバルのサイズは18〜23cm

シラサのエサ釣りで釣れたメバルのサイズは23〜28cm と

サイズでは一目瞭然の差(重量では倍以上)がでる。


もちろん自然のエサ流れがあり 程よい潮が流れて高活性時は

サビキの方が手返しが速く サイズ的にも変わらないのだが

そんな状況になるのことは少ない。


タチウオも高活性時はジギングの方が手返しが速く 釣果を稼げるが

潮が止まったり悪かったりすると 魚探にびっしり映ってもほとんど釣れなくなってしまう。

そんな状況下でもエサ(テンヤ)には大型が食いついてくる。


メバル釣りとタチウオ釣り どちらも奥が深すぎる。



食い上げアタリには糸ふけを取りながらの電動高速合わせ で

ドラゴン もう一丁。



これもタチウオとは思えない強烈な引き。


その後も一流しごとにアタリはあるものの なかなかフッキングせず。

エサのイワシもなくなってきた。


最後の流しで1匹追加したところで


15時 終了。



大船団をあとに。


メバル釣りの予定が 想定外の大型タチウオ釣りになってしまった。

テンヤ持ってきて エサのイワシ買っておいてよかった。



数は出なかったが サイズはバッチリ。



メバルはこれからの釣り物。

メバル釣ってて まだアジが掛かるようでは

海の中はまだ冬になっていない様子。


今回のタチウオテンヤ釣りの爆発力には正直 驚いた。

これまで この時期のタチウオ釣りは ほとんどの方がジギングで狙っていた。

船中500本釣れたとしてもジギングで釣ったのであれば大半は指3本サイズ。

ドラゴン級は船中で1匹か2匹釣れるかどうか。

これまでもドラゴンがめったに居なかったのではなく

ジグを見切って食わすことができなかっただけではないのか。


それに比べて テンヤで狙えば 大半が大型。

同じラインを流していても ジギングとテンヤ釣りとはこれだけ差があるとは。

なぜこれほど違うのか 謎は深まるばかり…


これまでジギング一辺倒だった真冬のタチウオ釣りが

テンヤ釣りに変わってくるのも時間の問題のような気がした。

時代はタチウオテンヤやね。




本日の釣果 メバル 〜27cm 20匹 
         タチウオ 〜125cm 20匹